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以前から興味のあったグルーガンをダイソーで購入し接着強度がどの程度のものなのかいくつかのパターンで検証した。結果思ったより接着力があり幅広い用途で使えそうであった。試しにおもちゃの修理をしてみたところ見た目はイマイチだが強力に接着でき及第点はとれたと思う。全部で300円とかなりコスパが高いので興味がある方は試してみてはいかがだろうか。
目次
ダイソーのグルーガン
今回使用するのは100円ショップダイソーのグルーガン。子供の工作で何度か使用したことがあるが購入は今回がはじめて。100円ショップだがグルーガン本単は200円である。とは言えグルースティックと合わせても300円である。こんな安くて大丈夫なのだろうか?
グルーガン本体。接着、穴埋め、装飾に使うことができる。工作で不安定なものを固定するのに使う印象がある。
グルースティックは乳白色を使用。色は半透明といった感じ。他にも色展開があり用途で選べそう。
電源コードの長さは約90cm。思ったより短いので場所によっては延長コードが必要になる。
本体部分にはバリがあり品質はあまり良くないが200円ならコスパは高い。バリはカッターで加工すれば何とかなるので気にする必要はない。
作りは粗いが300円でグルーガンが使えるとは驚きである。
- グルースティックと合わせて300円で購入できる
- コードが90cmと短いので延長コードがあった方がよい
- 作りは粗いがコスパは良い
グルーガンの使い方
簡単な説明書が付属している。
グルーガンの先端を上に向けて使うと故障・発火する可能性がある。
ツルツルした面は接着が弱くなる。
グルーが溶けていない状態でトリガーを引くと発火の可能性・・・怖いな。グルーが溶けだすので場所は選んだ方がよさそうだ。
グルーが十分に溶けていない状態でトリガーを引く故障・発火する可能性がある。
1. グルースティックをセット
グルーガンにグルースティックをセットする。ちょっとスカスカしているが問題ないようだ。グルースティックが短くなったら途中から新しいグルースティックを継ぎ足していく。
2. 温度が上がるまで5分待つ
本体の温度が上がるまでコンセントを指して5分待つ。温まる前にトリーガーを引くと故障の可能性があるそうなのでキッチリ5分待ってみた。先端周辺はかなり高温になるので注意した方がいい。熱いか確認しようと触ると火傷する。子供にはちょっと危ないかもしれない。
3. トリガーを引く
グルーガンが温まったらトリガーを引いてグルーを出す。トリガーと連動して出る感じが無いので非常に使いにくい。これは慣れるまで時間がかかりそうだ。
4. 硬化するまで待つ
説明書にはすぐ固まるとあったが計ったら20秒くらいかかった。使った感じでは硬化するまで30秒は待った方がよさそう。
先端を上にするとグルーが逆流して故障するらしいので横向きで待機。溶けだしたグルーがよだれのようにダラダラしみだしてくる。
5. 待機する
正しくは先端が下になるようにスタンドを使って置く。グルーがダラダラ垂れてくるので何か引いて置いた方がいい。高温になるので5分以上使わない場合はコンセントを抜いて置いた方がよい。
使用中はグルーがダラダラ垂れてくるので作業場所には注意したい。
- 温まってからトリガーを引かないと故障する
- 先端を上向きで使用するとグルーが逆流して故障する
- 硬化するまで30秒くらいかかる
グルーガンの強度を検証
グルーでどの程度接着ができるのか検証する。今回使用するのは割りばしとアイスのスプーン。
- 折れた割りばしの接着
- ツルツル面での接着強度
- ザラザラ面での接着強度
折れた割りばしの接着
折れた割りばしをグルーで接着してどの程度の強度か確認する。
はじめは少しだけつけて接着。強度を高めるために折れた部分の周囲にグルーを再度塗る。
1分ほど経過してから強度を確認する。簡単に折れて取れてしまうのかと思ったらカナリ粘る!!柔らかさがあるので多少曲げただけなら取れるようなことはない。あと引っ張った場合は全く取れる感じがしなかった。かなりの強度がありそう。
90度近くまでグルーの部分がもげたりしなかった。さすがに100度近くなってグルーの部分が避けた。
想像以上に高い接着強度で驚いた。これなら色々使い道がありそうだ。
- グルーは柔らかく粘りがある
- 割りばしのようなザラザラ面への接着強度は高い
- 補強することで強度が上がる
ツルツル面での接着強度
スプーンのツルツルした面に割りばしを接着して強度を検証する。
先端がツルツル面に接着した割りばしである。
割りばしをちょっと傾けたら「ペロッ」と取れてしまった。割りばしに付いたグルーは力いっぱいひっぱても取れなかった。木材との相性はかなり良いようだ。
想像以上にツルツル面への接着力は弱かった。接着剤と違ってグルーは接着面の影響を受けやすい。
- ツルツル面には全くくっつかない
- 割りばしには強力にくっつく
- グルーは接着面の影響を受けやすい
ザラザラ面での接着強度
ツルツルのスプーンを下地処理してグルーの接着強度を検証する。
やすりで下地処理する。
ザラザラにしてみたがこんなんで本当にくっつくのだろうか?
二度塗りして補強した。
ザラザラ面に接着した割りばしをグリグリしてみるが取れる気配がない。
グルーが取れる前にスプーンが折れそうになった。簡単に下地処理するだけでかなり強度が上がった。
想像以上に接着強度が上がった。簡単にヤスリで擦っただけなのにかなりの効果だ。
- 下地処理すると強度が格段に上がる
- ザラザラ面は割りばしと同じくらいの強度でくっつく
- 接着剤と違い盛ることで強度が上がる
グルーガンでおもちゃを修理
検証結果を踏まえて実践してみる。
長男2歳「おとうさん」
ふない「ん、どうした?」
長男2歳「ぞうさんこわれちゃったからしゅうりして」
ふない「・・・。」難易度たけーなこれ。
ふない「うん、直しておくね。」
こちらが壊れたぞうさんせんぷうき。
落としたら耳が折れてしまった。この形状だと接着剤での補修は無理そう。金具を使った補強も考えたが無理がある。
取れたみみ。接着面が小さすぎて取り付けは困難。
耳の付け根が薄いので元々強度的に問題があったのかもしれない。
1. 下地処理
早速修理開始。表面がツルツルなのでヤスリで下地処理する。
グルーで補強するのでやや広めに処理。
みみも同じように下地処理する。
2. グルーで接着
グルーガンを思い通りに使いこなせずぐだぐだになってしまった。
全面は見た目を重視して慎重に処理した。
背面は上手く処理できなかった。グルーガンの先端が思ったより太いので狭い部分にグルーを塗ることができなかった。しかも戸惑っているうちにグルーが硬化してしまう大失敗。
3. 硬化待ち
しばらく待って強度を確認する。
みみをつまんで振り回してみるが取れる気配はない。少し力を入れてみみを曲げてみるが取れる気配はない。
見た目はイマイチになってしまったがとりあえず成功。やっぱり下地処理するとかなり強度が上がるようだ。
まとめ
ダイソーのグルーガン思ったより使えそうだ。下地処理さえすればかなり接着力が高いので使い道は色々ある。接着剤と違ってボリュームが出せるので穴埋めやちょっとした造形にも使える。慣れないと思い通りにグルーが出せないので本番の前に何度か練習した方がよい。
- グルーの接着力は高い
- 下地処理すれば接着力が上がる
- 若干難はあるがコスパは高い
グルーの出方が雑でちょっと使いづらいのと本体が高温になることが気になる。不注意で火傷する可能性があるので子供ひとりで使うのは無理だろう。
- 思い通りにグルーが出ない
- 本体が想像以上に熱くなる
- 作業中にコードが邪魔
使用頻度が多い場合はちゃんとしてグルーガンを使った方がよい。値段は10倍以上だがレビューを見るとそれ以上の価値がありそうだ。
ダイソーのグルーガンはコスパ的には100点。入門やちょい使いならこれで十分である。特に接着面の少ない部品の補強などには有効に使える。下地処理さえすれば強度も出るのでおすすめ。