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長い事使っているクラークスのマウンテンブーツのかかとを補修した。ついでに簡単なメンテナンスも。
目次
マウンテンブーツのかかと補修
簡易的な補修なので本格的に直したい場合は専門店に持ち込んだ方がよい。
1. 現状確認
7年くらい前に購入したクラークスのマウンテンブーツ。マウンテンと言いながら普段使いしているのでかかとがすり減ってしまった。もうしばらく使っても問題なさそうだがメンテナンスついでに補修することにした。補修材を使ってかかとの削れた部分を盛る。スニーカーのかかともこの方法で何度も補修しているのでまぁ失敗することはないだろう。
2. 下地処理
やすりで補修材を付ける部分をサンディングする。表面全体を削り取るくらい入念に。下地処理が甘いと接着強度が落ちる。
3. 枠の取り付け
かかと部分に沿って枠を取り付ける。厚手のクリアファイルなどをハサミでカットすれば準備できる。べと付きが残るので固定はマスキングテープを使うのが無難。
4. 補修材の色付け
自然色と呼ばれる少し黄色い透明色の補修材を使用。透明に違いので基本どんな色にも対応できる。
100円ショップのアクリル絵の具を使って着色。少量でもかなり色が付く。この方法で着色しているがいまのところ問題はなさそう。
真っ黒と言うよりも黒透明って感じに仕上がっている。器は100円ショップの食器で棒は100円ショップの金属製耳かき。この金属製耳かきはDIYで中々使える。
5. 補修材盛り付け
金属製耳かきを使って補修材を塗り込む。一回の塗り込みは2~3ミリ程度の厚さ。乾燥すると半分くらいに縮まる。一度に厚みを出そうとすると歪んだり気泡が出来てしまう。少量を薄く何度も塗り重ねていくのがポイント。
補修材は少量を何度も塗り重ねるのがポイント。一度に厚塗りすると気泡が出来たり歪んで失敗してしまう。1回2ミリくらいづつ塗り込むと失敗しにくい。
以下は失敗例で補修材を盛りすぎて乾燥後に歪んでしまった。
6. 乾燥
薄く塗った場合は6時間くらいあれば大丈夫だと思うが、基本は1日おいた方がいい。急いでリペアしないのも補修のポイントである。
7. 高さチェック
かかとを盛りすぎると履き心地がおかしくなるので注意。適切な高さになるまで補修材を塗って厚みを出す。厚さが足りない場合は「4. 補修材の色付け」工程へ。
8. 枠の取り外し
適切な高さまで補修材を盛ることが出来たら枠を取り外す。基本ぺりぺりとキレイに剥がれる。
9. バリ取り
枠に沿って補修材のバリがあるのでカッターで除去する。
補修材は柔らかくカットしづらいので可能なら新品を替え刃を使用する。
オルファのカッターであれば「黒刃」と呼ばれる替え刃がおすすめ。
カッターナイフまとめ~おすすめの本体と替え刃、製品レビューなど~
かかとのカットであれば小型刃で問題ない。
こちらがバリをカットした状態。内部に気泡が出来ていた。補修材が古いのと盛り過ぎが原因だと思う。
裏から見たらあまり見栄えは良くないが履いたらほとんどわからないのであまり神経質にならない方がよい。
10. かかとの仕上がり
ちょっと色が違う気がするがほとんど目立たないので問題ないだろう。これで延命できれば及第点である。
11. ブラッシング
せっかくなので軽くメンテナンス。ブラシを使ってブーツの汚れを落とす。ベロ部分が汚れていたので紐を外して処理。
11. 保護クリーム
革用の保護クリーム。
乾燥していたのか保護クリームが靴にどんどん吸い取られていった。
これでもう少し子供との公園遊びに活躍してくれそうだ。
まとめ
冬用のマウンテンブーツを久しぶりにメンテナンスした。かかとはもう少し放置しても良さそうだったが気になったので補修してみた。しかし、かかよりも内側の破損が酷いので今後はそちらが問題になりそう。以前手縫いで補修したが今年いっぱいもつかわからない。壊れたらその時対応を考えたい。
ワークブーツのかかと内側修理補修~穴の開いたクラークスブーツのかかと内側を縫って何とかする~
- 補修材を一気に持ったら歪んだ
- 革製品の保湿は必要そう
- 塗り重ねには3日くらい必要だった
補修材の塗り重ねは時間がかかるので工期は長めに見積もった方がいいです。