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子供がいると洗濯物が多い、とにかく多いのだ。雨の日が続くと洗濯物が溜まりかなりのストレスとなる。部屋干しではなかなか乾燥しないためドラム式洗濯機の購入を検討。結論を言うと予算とドラム式のデメリットが気になり購入を見送った。ポイントは縦型に比べ洗浄力が落ちる、割高、故障が多い、子供の事故があるなど。浴室乾燥機の取り付けも検討したが大がかりな工事になるため断念。
悩んでいた時に衣類乾燥除湿機なるものを発見。口コミやレビューを見ると中々の高評価。そこそこのお値段だが思い切って購入。こんなんで本当に洗濯物が乾くのか疑問であったが除湿機能が強力で想像以上の結果に。洗濯物の配置にコツがいるが2~3時間でほとんどの洗濯物を乾燥させることができる。薄手のTシャツなどであれば30分くらいで乾いてしまう。部屋干しに悩んでいる方は衣類乾燥除湿機を検討してみてはいかだろうか。
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本記事では衣類乾燥除湿機を以下の環境で運用しています。洗濯物の乾燥時間は条件によって変わりますのでご了承ください。
- 戸建て木造
- 6畳和室
目次
雨天時の洗濯物乾燥
子供のいる家庭では毎日洗濯しないと洗濯物が溜まり家事が回らなくなる。
部屋干し
何度か試したが木造の6畳でエアコンの除湿を付けて乾燥するまでに約8時間(エアコンなどの条件によって変わる可能性あり)。一日中洗濯物が家の中にあるというのもいい気分ではない。梅雨時の部屋干しはあまり現実的ではないように思える。
- 中々乾かない
- 長時間室内に干されると邪魔
- 生乾きで臭いが付く可能性あり
コインランドリー
以前は雨の日コインランドリーを使用していたが、今は新型コロナの影響で利用を控えている。一番のネックはコインランドリーまで洗濯物を運ぶ手間。かさばるので持ちにくく大変。
- 洗濯物がかさばり移動の手間がある
- 新型コロナウイルスなどが心配
- お金がかかる
ドラム式洗濯機
梅雨を前に本気で検討したドラム式洗濯機。口コミなどを調べていて故障などが気になり購入を断念。
- 縦型に比べ故障の可能性が高い
- 縦型に比べ価格が高い
- 縦型に比べ事故がおこりやすい
故障
色々な口コミを見るとドラム式の評判があまりよろしくない。洗濯から乾燥まで自動でできるのは魅力であるが耐久性に不安がある。ただし、最新のドラム式がどこまで進化したかはわからない。
そして今だからこそ断言できます。乾燥機を多用するならドラム式洗濯機はおすすめできません。一年に一回ほどのペースで故障&メンテを繰り返すのは、もう疲れたよ。
価格
価格もドラム式をあきらめた要素のひとつ。縦型に比べ3~4倍くらい高い。耐久性を考えると怖くてとても買えない。
事故
家電量販店で3歳の長男がドラム式洗濯機の中に入ろうとしていた。その時は笑ってみていたがドラム式洗濯機で子供の死亡事故があるらしく笑いごとではなかった。説明員の話だと内部乾燥機能はあるがカビが生えないようにドラム式は常にフタを空けていた方がいいとのこと。縦型は上に穴があるらしく乾燥しやすいがドラム式は横なので乾燥しにくいらしい。
堺市堺区の住宅で27日午後3時ごろ、「洗濯機の中に子どもが閉じ込められて、意識がない」と119番通報があった。大阪府警によると、洗濯機の中からこの家に住む男児(5)を救出したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
浴室乾燥機
以前マンションでガス式の浴室乾燥機を使っていた。浴室を使うためお風呂のタイミングさえ調整すればいつでも洗濯物が干せる。ただし後からガス式の浴室乾燥機を付けるには大がかりな工事が必要で費用がかかってしまう。新築であれば便利なガス式浴室乾燥機をおすすめしたい。
- ガス式浴室乾燥機は優秀
- 後付けは大がかりな工事が必要で費用がかかる
- 新築であればガス式浴室乾燥機がおすすめ
衣類除湿乾燥機
色々と悩んでいると「衣類除湿乾燥機」なるものを発見。レビューを見るとかなり評価が高い。価格もドラム式洗濯機の半分以下ということもあり購入に踏み切った。
- 口コミやレビューなどの評判が軒並み良い
- ドラム式洗濯機に比べ安価
- 置くだけなので工事の必要はない
衣類除湿乾燥機選び
価格やスペック
メーカーはパナソニックを選択。以前使っていた家電の問い合わせやサポートの対応が良かったので。あと、ハイブリッド式がパナソニックしかかなった。深い意味はなく筆者の好みで選んだ。
- シャープ
- アイリスオーヤマ
- コロナ
- パナソニック
- 三菱電機
選ぶなら旧モデル
パナソニックの上位モデルには新旧のタイプがある。ネットで調べまくったが両者の違いがわからなかった。困ってパナソニックのサポートに連絡したら「ほとんど違いはございません。」とのこと。「カラっとキープ」と呼ばれる機能に違いがあるようだが気にしなくてもいいだろう。衣類乾燥後に継続して除湿する機能であるが利用シーンは少ないように思う。
旧モデル:F-YHRX200
新モデル:F-YHTX200
旧モデルの方が1割以上安いことがあるのでそちらをおすすめする。筆者は旧モデルを購入予定であったが最安ショップに在庫なく新モデルを購入。家電量販店などで旧モデルが割安で売られていたらチャンス。
グレード
雨の日の洗濯物を何とかしてやろうという気概で最上位モデルを選んだ。6畳にF-YHTX200はオーバースペックな気がする。F-YHTX120で物足りなかった場合の精神的、金銭的ダメージは計り知れないため今回の選択は筆者的にこれが正解。
型番 | 除湿可能面積の目安 | 最大除湿能力 |
---|---|---|
F-YHTX200 | 43畳 | 20L/日 |
F-YHTX120 | 25畳 | 12.5L/日 |
衣類除湿乾燥機で何とかする
今回使用したモデルはこちら。
除湿能力
購入してから10回以上使っているが除湿能力はかなり高い。エアコンのドライとは比べ物にならないレベル。除湿乾燥機を運転して10分くらいで湿度が10%くらい下がる。1時間以上連続運転すると湿度は30%を下回る。筆者は作業部屋で乾燥機を使っているが人体への影響が心配。寝室や常駐する場所での利用は注意した方が良さそう。
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衣類乾燥能力
薄い生地は外干し以上に早く乾くが厚手の生地は思ったより時間がかかる。
薄い生地は想像以上に早い
乾かすのに若干コツがいるがユニクロのヒートテックであれば30分くらいで完全に乾燥する。薄手の生地は本当に乾くのが早い。Tシャツ以外にもハンカチなども1時間かからずに乾燥する。
厚手生地は思ったより乾かない
風が当たる部分にセットしたが厚手のお箸入れが中々乾かない。1時間乾燥させたが全体的に湿っている。乾くまでに2~3時間くらいかかったと思う。他にスウェットなどのゴム部分は難敵。冬場の衣類は長期戦になりそうだ。
乾燥させるためのポイント
乾燥機の除湿は強力だが洗濯物を上手く干さないと乾かない。短時間で乾かすためにはいくつかのポイントがある。
風が当たる範囲
横方向はかなりワイドになるが遠くなると威力が弱まる。縦方向は真上から全面までが送風できる範囲。洗濯物は真上か前側の少し上部分にする必要がある。
全体に風を当てる
何度か実験したが洗濯物全体に風を当てられるかがポイント。前の洗濯物が邪魔でブラインドになってしまうと中々乾かない。干し方のコツがあるので色々実験工夫した方がいいだろう。
大き目の衣類などがある場合は出来るだけ端によせ風を遮らないように工夫する。
洗濯物を重ねない
厚手のパンツなどは広げて風当たりを良くする。ただし、洗濯物が多い場合スペースが取れないのでこの方法は難しい。パンツのポケット部分も乾きにくいので裏返して干すのもアリ。
乾きにくい部分を近くに
スウェットパンツなどのポケットや腰ゴム部分が乾きにくい部分を下にする。裾にリブがある場合は裾も乾きにくいので臨機応変に。
定期的に位置変更
洗濯物の位置で乾く部分と乾かない部分があるので1時間程度を目安にして干す位置を移動させる。風が届きにくい部分を前側と入れ替え全体に風を当てる。このローテーションを上手くやると乾燥時間がかなり短くなる。たいした手間ではないので位置変更はおすすめ。
筆者の運用
参考までに筆者の運用方法を紹介する。
室内の物干しざおの位置にもよるが上方向が乾きやすい。横から風を当てるとブライドになる部分が出てくるため下側から風を当てた方がよさそう。横方向はワイド設定。これは常に最大幅で送風してくれる。縦方向は全方向にしている上方向だと風が当たらない部分と当たる部分にムラができるので最近はこの設定にしている。ルーバーが上下して風をまんべんなく当ててくれる。
洗濯物と乾燥機の位置関係と干し方でかなり乾燥時間に差が出るためもう少し効率的な干し方を研究したい。
使い勝手
騒音と発熱が思いのほかあるのでリビングは人が常駐するところでの運用はおすすめできない。
重さ
ネットを見るとかなり重いと言われているがそれほどでもない。カタログスペックでは本体質量が約17.4㎏。持ち手があるので同じ階であれば問題なく移動できる。横方向へのキャスターも付いているためちょっとした移動なら押すだけ。ただし、これをもって階段の上り下りはちょっと危険。頻繁に階段で移動する場合には向かない。そもそも、設置個所からあまり動かさない運用を考えた方がよい。
騒音
筆者が思ったより音が大きい。乾燥機が動いている部屋でテレビを付けると音が聞こえなくなる。作業部屋や寝室への設置はおすすめしない。物干し竿の置けるスペースがあれば人があまり立ち入らない部分で運用したい。
排熱
乾燥機からの熱気が思ったよりも強い。5月に使っているときは同じ部屋にいたらエアコンの冷房を付けないと暑くて耐えられない。浴室の脱衣所などならいいがリビングで運用する場合は排熱にも注意したい。筆者は作業部屋で動かしている時にエアコンを必ずつけている。
排水
思いもよらない問題がこれ。3回の使用で5リットルの排水タンクが満タンになってしまう。本体の近くに排水できる場所がないとちょっと不便。排水自体はそれほど手間ではない。
二回の運転でここまで水がたまった・・・。
排水タンクは本体からスライドして取り外せる。フタが閉まっているので水がこぼれることはない。
排水タンクは月1回のお掃除。
排水口。
ここから排水するが、かなり勢いよく水が出るので注意。
設置場所
設置場所には気を付けた方がいい。筆者は寝室に置いて寝る前に動かしたら生きたままミイラになるくらい乾燥した。前述したが騒音も大きいため物干し竿が設置でき音が気にならない場所を選ぼう。リビングに置くとテレビの音が聞こえなくなりストレスが溜まる。
まとめ
かなり悩んで購入したが買って正解だった。雨であってもガンガン洗濯機を回せる爽快感。お世辞抜きでおすすめしたい。ただし、ひと月くらいしか運用していないので耐久性は未知数。故障が多いようであればその旨を追記したいと思う。今のところ大活躍してるので今年の梅雨はなんとか乗り切れそうだ。
この機種の除湿能力は非常に高く優秀。除湿計を見ているとぐんぐん湿度が下がっていくのがわかる。あとは、導入が非常に簡単で、コンセントを刺して電源ボタンを押すだけ。必要ない時は収納しておくこともできる。
- 除湿能力が超強力
- 想像以上に洗濯物が乾く
- 導入が容易
音がうるさいので生活空間に置くのはおすすめしない。乾燥させるための干し方にはコツがあるので慣れるまではストレスかもしれない。コツさえつかめば何とかなると思う。
- 想像以上に音がうるさい
- 干し方を工夫しないと全体が乾かない
- 耐久性が未知数
衣類乾燥除湿器でどこまで洗濯物が乾くか心配であったが予想以上に使えた。雨の日にも洗濯機を回せるのは非常にうれしい。部屋干しで困っている方はドラム式洗濯機以外に衣類乾燥除湿器も選択肢に入れてはいかがだろうか。
長ぐつの乾燥についてはこちら。
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メンテナンスや使い方のポイントについてはこちら。