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先日以下の動画を見て筆者も言っておかなければと思いあまり好きではないオピニオン記事を執筆することとした。正直上から目線のちょっと偉そうな感じになってしまうのでどうかと思うが子を持つ親として言っておかなければならんと義務感も感じたからである。
本稿は個人的な意見でありますのでご了承ください。
目次
プログラミングスクールがおすすめされる理由
プログラミングスクールは守銭奴たちが作り上げた幻想である。
プログラミングスクールは儲かる
判断力の弱い若い子達がターゲットなので儲けやすい。別業種であっても20年サラリーマンやってたらプログラミングスクールがどれほどの価値なのか容易に想像がつく。個人的にプログラミングスクールは情弱ビジネスだと思う。アフィリエイト経験者ならわかると思うが弱者からの搾取が一番儲かるのだ。
アフィリエイトで真実がゆがめられている
「プログラミングさえできれば月収50万円!!」みたいなクソ怪しいキャッチコピーをひと昔前よく見かけた。これはアフィリエイターと呼ばれる輩がプログラミングスクールへの紹介手数料欲しさで適当なことを言っているだけ。まさにアフィカスである。それらのゆがめられた情報がアフィカスによって広められているので保護者も「うちの子もプログラミング教育」しなきゃ!!などとなってしまう。
国の間違った施策
文科省がプログラミング教育とか推しているが意味がわからない。「プログラミング的思考」という茶番。プログラミングの本質ってそこじゃないと思う。AIによるイノベーションがあると色々根底から覆るかもしれないが・・・。
プログラミング教育に求められるプログラミング的思考とはなにか?
筆者の体験談
プログラムは現場にいけば二週間で習得できる(向いてればね)。
現場のプロ
筆者は22歳くらいの時にC言語をはじめた。当時就職した職場は「未経験者OK」とのことだったので、恐ろしいくらい知識ゼロ。現場の先輩からC言語の本を渡され「二週間勉強していいよ」とスタート!!はじめはポインタやアドレス、構造体などに苦戦するも二週間で何とかなってしまった。
これは、筆者がプログラミング好きなのと先輩が良かった幸運があったからだと思うが現場の現物で勉強するとクソ早く習得できる。しかも周りは海千山千の強者プログラマーばかり。当時はプログラミングが好きすぎて1日16時間くらい働いていたが自分としては遊びとかわりなかった。
プログラングの現場を知るものとしては現実世界から遠く離れたプログラミングスクールはやめとけと言いたくなる。
地頭良ければ何とかなる
これは大企業にお世話になっていた時にであったある一人の新人さんの話である。彼はプログラミング完全未経験であった。研修期間が終わり配属されるとプログラミング系の資格をサクッと取得。筆者が三カ月くらいかけて解析したオープンソースパッケージをわずか二週間でマスター。筆者もプログラミング歴20年で人に教える立場だったので驚愕だった。
これだけ地頭の良い人はプログラミングスクールとかに騙されることはないと思う。逆に地頭が悪く論理的に物を考えられない子たちはヤラれるんだろうな。
向き不向き
筆者は技術オタクだったのでプログラミング開発技術の本は自腹購入し週末も楽しく読んでいた。技術オタクの変態がこの業界に入ったらいきなりもてはやされる。筆者は当時の先端技術に詳しかったのでフロアの知らない人からよく技術相談を受けていた。給料低すぎて天狗にはならなかったが技術マウントが快感すぎてさらに技術ののめり込んだ(人徳は低い)。
ただ、この業界に入ったにもかかわらず技術が苦手かつ嫌いな人がいる。何をどう頑張ってもできないのだ。近くにいたリーダーの方は最新のフレームワークを取り入れた案件で訳が分からずフリーズしていた。逆に筆者は、昼休みに技術サイトを徹底的にチェックしていたので相談にのったりしたのを覚えている。
別のプロジェクトでは三日くらいの開発作業が三カ月くらいかかる人とかも。
逆に筆者は技術以外がからっきしだめでエライ人との打ち合わせで失言して普通に怒られたりする。やはり人には向き不向きがある。もしプログラミングが向いている人であればなおさらプログラミングスクールはやめとけと言いたい。
プログラミング教育は不要
プログラマーを30年以上経験してきた筆者は子どもへのプログラミング教育は不要だと思う。
プログラミングは手段であり目的ではない
プログラムを習得するために学ぶとか意味がわからない。プログラムは何かを実現するための道具なのでその目的なしに学んでどうするんだ?世代的にどこからともなく「あんたバカァ?」と聞こえてきそうだ。
筆者のように趣味がプログラムとかならいいかもしれないが、「就職のため」、「お金のため」、「儲かりそう」とかだったら要注意。儲けたいならプログラミングスクールのアフィリエイトがおすすめだ。目的なしに道具を購入しても何の意味もないからね。例えばクリエイターさんで自分のWebサイトを作ってカスタマイズするためにPHP勉強するとかならわかるけど。いきなり「おらプログラミング勉強すっぞ!!」とかほんと訳がわかならい。
必要になったときの爆発力
筆者は20代のころ死ぬほどSQLが苦手であった。今思えば食わず嫌いだったのだが・・・。CとC++はバリバリでSTLを使ったパターンなんかも使ってガリガリコーディングしていたがSQL案件受注で無事に死亡。ちょっと鬱気味になって体調を崩してしまった。結論を言うと苦手だったり嫌いな事って本当にダメ。大人なんだからなんとかしろよって話だけどどうにもならなかった。
その後何年後かにプロジェクトリーダーになりがっつりSQL案件に参入。しかしこの時はリーダーだったこともありSQLを徹底的に勉強した。結論をいうと二週間くらいでほぼマスター。他の人が作ったクエリーの性能チューニングまでしていた(プライマリキーの変更などで性能は劇的にかわる場合があるあとアプリ側のキャッシュの使い方なんかも効く)。5年前に鬱にまでなりかけた苦手なSQLを二週間で克服と・・・。
何が言いたいかというとやる気とタイミングが合えばプログラミングスクールの2年の現場の本気の2週間は同じなのでは?ということ。
技術3割、人間力7割
筆者は技術力だけで生き延びてきたクチなので言えないがサラリーマンでもフィリーランスでも人間力の方が重要。ちなみに筆者は「技術8割、人間力2割」の絶望的なコミュ障であることをお伝えしておこう。プログラミング技術がないよりも人間力がないのは本当に苦労する。社会人であってもちょっと生意気いったら普通にいじめられるからね。
前述したとおりプログラミングなんていざとなったら何とかなる。超絶苦手なら外注、アウトソーシングすれば問題ない。ただ、人間力だけはどうしても逃げ切れない。自分の頭で考えるとか、他人に流されないとか、卑怯なことしないとか、プログラミングなんかよりものすごーく重要なことが世の中にはたくさんある。
なんとなーくプログラミングスクールに行くんなら本当に自分が熱中できることを必死で探した方がいい。
だからやめとけと言っているのである。
あっても良いプログラミング教育
お金目的でないメンターに出会えるコーダー道場は比較的おすすめ。
自分から求めて
自分が小学校三年生のころ(今から40年以上前)学校の先生が趣味でプログラミングをやっていて一緒にアセンブラコードを放課後に打ち込んでゲームを作っていた。当時はハードディスクなんてもんはなくカセットテープが記録媒体だった。ベーシックマガジン(ベーマガ)とよばれる雑誌に食らいついていた。
今より相当不便な環境だが打ち込んだコードのエラーを必死でデバッグして出来上がったゲームを楽しむのが非常に楽しかったのを覚えている。昨今のScratchのような開発環境から比べるとそうとう敷居が高かった。
結局放課後プログラミングは1クラス40人で興味のあった3人くらいしか集まっていなかった。みんな外遊びの方が楽しいみたいだった。陰キャな筆者はこの3人のひとりであった。
何が言いたいかというと子どもであってもほんとにプログラミング好きならやらせてもいいよ。ただし、今のPC環境は便利になり過ぎているので色々弊害もありそうということ。
無料プログラミングスクール
実は筆者はプログラミングスクールをはじめようと過去に計画していた。この記事の話もありやめたのだがそのとき「コーダー道場(CoderDojo)」と呼ばれるプログラミングスクールにであった。何カ所かでメンターとして参加した。普通のプログラミングスクールと違いかなり自由。ヨーロッパ発祥ということでかなりユニーク。雰囲気で言うとオルタナティブスクールに近い感じ。
もし子どもをプログラミングスクールに行かせたいなら「コーダー道場」がおすすめ。完全に無料だし子どもの自主性や判断を尊重するので腐ったりしない。ダメならいなければいいし気が合ったらら続ければいい。
知り合いから学ぶ
たぶん探したら周りにいると思う。プログラミング好きな人が。筆者はプログラミングの新人教育とかもしてきたりセミナーの講師もしていたのでなんとなく教えられそうな気がする。いや、教えたい。以前6歳の子どもにプログラミングを教えようとしたら「つまらない」といって相手にしてもらえなかった。
プログラミング教えてほしいなんて子どもがいたら喜んで教えてくれる大人はまわりにたくさんいると思う。高いお金を払って変なスクールに行く必要なんてない。だからやめとけ。
まとめ
久しぶりに上から目線の偉そうな記事を執筆してしまった。気分を害してしまった方がいたらお詫び申し上げたい。
自分の子供をバリバリのプログラマーにしようと思い教えようとしたらまったく興味がなく続かなかった。今になって考えると小さいころから超絶便利な電子デバイス漬けにするのはヤバイ気がしている。筆者の頃やっていたアセンブラ手打ちとはわけが違う。中学、高校になって本当に興味があったらやっていいと思うが小学生にプログラミングとかはあまりおすすめできない。
前述もしたが地頭さえ良ければプログラミング習得など一瞬である。それよりも人間力がないと色々この先こまることが出てくる。可能なら子どもから電子デバイスを遠ざけて人間力や地頭を鍛えてもらいたいと思う。
- プログラミングスクールは守銭奴たちが作り上げた幻想
- 地頭さえ良ければプログラミング習得など一瞬である
- プログラミングは手段であり目的ではない
自分の子どもに電子デバイスはさわらせませんよ!!