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テレビに続きDVDレコーダーも壁掛けにした。リフォームで壁を構造合板に補強していたので取り付けは以外に簡単であった。ケーブルの処理に苦戦したが仕上がりは及第点。壁掛けテレビにDVDレコーダーを接続設置したい方は参考にしていただきたい。
壁掛けにしたDVDレコーダーが落下する可能性があるため棚の取り付け強度には十分に注意してください。
目次
取り付け要件
ざっくり言えばテレビを壁掛けにしてスッキリさせたのでDVDレコーダーもスッキリ収めたい。
取り付け環境
取り付け場所は八畳のリビング兼寝室の壁。テレビを取り付けた壁の半分は扉なしのクローゼットがある。リフォーム時に壁を構造用合板で補強しているため棚などは壁のどこにでも付けられるようになっている。
- 壁掛けテレビの横に扉なしのクローゼットがある
- 壁は構造用合板で補強されており棚などの取り付けが容易である
- クローゼット内の高い位置に大きな棚がある
取り付け場所
壁を補強してあるのでどこにでも取り付けることができる。
テレビと同じ面に取り付けるとでっぱりが大きくごちゃごちゃした感じになってしまう。天井付近に取り付ければ多少すっきりするがDVDの挿入が困難になる。リモコンの赤外線もまともに反応するかわからない。
壁掛けテレビの横にたまたまクローゼットがあったのでそのに収納することにした。クローゼット内の棚の下に取り付ければ目立たないしリモコンの赤外線も届く。
- DVDレコーダーはリモコン操作できる場所
- DVDレコーダーは人の手が届く場所
- DVDレコーダーは目立たない場所
以前に壁掛けテレビをしたときはテレビの近くにあったサイドボードの下(中?)に設置した。ほとんど目立たないのだがリモコンでの操作は可能であった。
DVDレコーダーは壁掛けテレビから離れた位置で目立たなければすっきりした感じになる。
取り付け方法の検討
今回はHDDやタップもあるので棚を作ることにした。
設置機材
今回外付けHDDを付けているので収納するものが多い。アンテナ出力がテレビの真裏にあるため、地デジとBSデジタルのアンテナケーブルが往復になってしまう。電源タップはコンパクトタイプを選んだ方が無難。
収納するものは細かくわけるとこんな感じ。
- DVDレコーダー
- DVDレコーダー電源ケーブル
- 地デジアンテナケーブル(アンテナ側)
- 地デジアンテナケーブル(テレビ側)
- BSアンテナケーブル(アンテナ側)
- BSアンテナケーブル(テレビ側)
- 録画用HDD
- 録画用HDD電源ケーブル
- USBケーブル
- HDMIケーブル
- 電源タップ
DVDレコーダー
今回壁掛けにするDVDレコーダーはちょっと形が特殊。幅がない分縦に大きくなっている。本体色も白と今までのレコーダーと雰囲気が違う。場所にもよるが壁掛けするにはこちらの方が都合がいい。
本体寸法(幅×高さ×奥行) 215mm×80mm×215mm(突起部含まず)
質量(約) 2.1kg引用:ブルーレイディスクレコーダー DMR-BRT1060 詳細(スペック) | ブルーレイディスク/DVD | Panasonic
電源タップ
壁に固定するので電源タップ裏にねじでひっかける穴があるやつが良い。今回はたまたま余っていた電源タップを使用した。家にあったタップに壁掛け用のねじ穴があるか確認したのでいくつか紹介する。
壁掛け用に電源タップを購入する場合は裏にネジ穴があることを確認してから買う。ねじ穴がないとどうにも固定できないので注意。タップまわりに固定用の穴がありねじ止めできるタイプもあるのでそちらでもよい。
エレコム T-K5B-2625WH
今回使用するつもりで買ったが大きすぎて利用を断念したタップ。
しっかりと固定用の穴が開いている。
機能、質感、価格ともに満足だったが大きすぎて壁掛けDVDレコーダー用には使えなかった。
エレコム T-NSLK-2620BK
エレコムの細いやつ。
大きい電源タップだがねじ止めの穴はついていない。
このタップは、細くて場所を取らないが長さがあるので置き場所を選ぶ。
パナソニック WHA2533WKP
この手の小型タイプはネジ穴がほとんどついていない。
ケーブル類
もし新しく変えそろえるなら細くて長さて適切なものを選ぶ。あと取り付け部分がストレートかL字どちらがすっきり収まるかも重要。
収納レイアウト
実際に収納する機器を並べてレイアウトを考えてみた。段ボールで棚のモックを作り機材を並べシミュレーション。多少ゆとりをもって設計したがケーブルの量が想像以上に多くギリギリとなってしまった。
- 実際に収納する機器を使って設計する
- ケーブルは想像以上にかさばるのでゆとりをもって設計する
- 配線の取り回しを事前に検討する
実は配線の取り回しをちゃんと検討せずに設計してしまった。当初は棚の下から配線を通すつもりであったが配線の量が多く迂回できなかった。耐久性が気になるが壁掛けする場合はケーブル類を細いタイプでそろえた方が配線の取り回しが楽になる。
棚の固定方法
強度に若干の心配はあるが壁に箇所にL字金具で固定することにした。補強した壁なのでなんとか大丈夫だと思う・・・。
全部合わせると3キロ近い重量になる。強度を上げるなら2辺ではなく3辺で固定したほうがよかったかな。
取り付け方によっては落下する危険があるため強度を十分に考慮してください。
補強した壁でない場合はねじを効かせるためにアンカーが必要になる。可能なら柱や間柱を狙った長いねじで固定したほうがよい。間柱への固定についてはこちらを参照。
DIYで壁掛けテレビ~コスパ良し木造住宅の間柱に金具を固定~
資材と工具の準備
塗装や金具の固定方法にこだわらなければ電動ドライバーだけで十分。
必要な資材
棚板はネジで固定できるものならなんでもよい。今回は棚板には18ミリ厚のパイン集成材を使用した。柔らかく加工しやすく安い。どこのホームセンターでも入手可能。
着色したい場合はペンキセットが必要となる。塗装は手間がかかるので無理しない方がよい。室内あれば未塗装でも問題ない。
- 棚板
- L字金具
- 金具固定用ねじ
- 配線モール
- 配線モール固定用ねじ
- 電源タップ固定用ねじ
- ペンキセット
- 石膏ボードアンカー(壁が補強されていない場合)
タップを固定するねじはタップの穴を確認してから購入。太すぎても細すぎてもだめなので注意。実物で計測してから買いましょう。
配線モールについては以下の記事にて。
配線モールってどうやって使うの?~色選び、サイズ選び、購入方法、カット方法、取り付け方法~
壁が補強されていない場合ねじが効かないのでアンカーを使う必要がある。
以下は今回購入したL字金具。丁度いいサイズのものがなかなか見つからなかった。できるだけ楽に取り付けられそうなものを選んだ方がいい。
必要な工具
難しいことをしないのであれば電動ドライバーだけで十分。棚はホームセンターで購入時にカットしてもらう。
- 電動ドライバー
- 下穴用ドリルビット(3ミリ)
- 紙やすり
細いねじであれば下穴不要。
塗装したい場合
木材塗装する場合は下地にシーラーを使った方がいい。仕上がりが全然違うのでおすすめ。
- 下地用サンディングシーラー
- ニスもしくはペンキ
- 刷毛
資材加工と取り付け
L字金具の加工と塗装がなければそこまで難しくないと思う。
- 棚のカット
- 棚の加工(省略可)
- L字金具加工(省略可)
- 塗装(省略可)
- 電源タップ取り付け
- 棚の取り付け
- 配線モールの取り付け
- 機材設置
(1) 棚のカット
丸のこで切っても良かったが今回はホームセンターでお願いした。1カット50円くらいなので手間考えてもお願いするのが吉。
棚板はホームセンターでカットする。
(2) 棚の加工
棚の下に配線を通すつもりで穴を開けたが失敗した。配線の取り回しが困難でこんな小さな穴ではどうにもならなかった。基本的に棚は無理に加工しないで使った方が無難。
棚板は加工しないで使用した方がよい。
ただしそのままだと角があるので紙やすりで面取りする。凝りたい場合は角にRをつけても面白い。
(3) L字金具加工
適当なL字金具が見つからず加工することになってしまった。できるだけ太いねじを使いたかったのでL字金具の穴を大きく開けなおし。ついでにねじがすっきり収まるように座ぐり加工も。想像以上に手間がかかるので無理してやらない方がいいでしょう。金具は使いやすそうなやつを選びましょう。
無理してL字金具を加工する必要はない。
ステップドリルを使って穴のサイズを大きくし座ぐりもする。
品質はわからないがステップドリルはネットで買った方が安い。今のところ耐久性に問題がないので大丈夫だと思う。DIYするならおすすめ。
間違ってもステンレス金具には使わないように。鉄ならザクザク削れるけどステンレスは硬くて加工できません。磁石にくっつかないやつはステンレスの可能性が高いので注意。
(4) 塗装
棚を白くしたい場合はウッディーボードなどを使った方が楽。集成材と質感は異なるがムラなく真っ白になる。ウッディーボードについては以下の記事にて。
マンションの納戸収納を改善~ホームセンターでカットした棚板を追加~
塗装済みの木材がなかったので自分で塗装。そうとう面倒なので見えない部分なら未塗装がおすすめ。400番くらいのやすりで処理しておけば十分。
ペンキはなんでもいいが木材に塗装するときはサンディングシーラーを使った方が仕上がりがよい。手間とお金がかかるがシーラー使った方が幸せになれる。
目立たない場所なら手間のかからない未塗装がおすすめ。
(5) 電源タップ取り付け
ねじ2箇所で電源タップを固定。ねじの大きさは事前に確認しておこう。今回は余っていた3.2ミリのねじを使用。タップによってサイズが違い場合のあるので注意。取り付け面が石膏ボードの場合は別途アンカーが必要。石膏ボードアンカーにつてはこちら。
ダイソン収納用ブラケット取り付け~下穴不要石膏ボードアンカーを使って大失敗~
(6) 棚の取り付け
取り付け位置の壁紙をめくっておく。
壁紙はがしについては以下の記事にて。
壁に穴を空ける前にやっておきたいこと~壁紙を残せば原状回復できる~
今回壁が構造合板になっているので普通にねじ止めして終わり。石膏ボードの場合は間柱を狙って固定した方がいい。間柱への固定については以下の記事にて。
DIYで壁掛けテレビ~コスパ良し木造住宅の間柱に金具を固定~
間柱がない場合は石膏ボードアンカーなどで固定する必要がある。
(7) 配線モールの取り付け
モールは位置変更ができるようにねじで固定した。ねじは低頭タイプを使用。ここも石膏ボードの場合はアンカーが必要となる。
(8) 機材設置
機材を設置して配線し動作確認まで完了。L字金具五か所で固定したので強固に固定されている。この程度の重さであれば問題なさそう。
ただし2辺での固定だと構造的にやや心配。さらに強度を上げるなら3辺固定にするしかない。
マスキングテープをはがし忘れた。
仕上がり確認
テレビ横のクローゼットにすっきり収まった。
配線処理
もう、ぐっちゃぐちゃ。ギリギリで棚の上に収まっている。ケーブル類は思いのほかかさばるので要注意。棚はゆとりをもって設計したほうがいいだろう。
配線モール
テレビ側は1本で収まったが照明の配線が入る側面は2本になってしまった。今回3号を使用したが厳しかった。HDMIとアンテナのケーブルを細くすればもっと楽になったと思う。4号のモールもあるのでそれを使うのもあり。いくつかホームセンターを回ったが4号のモールを取り扱いはなかった。ネットで探すしかなさそう。
棚の仕上がり
木目が残るが壁紙の雰囲気を合わせられてそこそこ満足。使用しない配線用の穴だけが悔やまれる。
あと気になるのは棚の角をもう少し丸くしても良かったかな。
改善点の検討
強度は調べた感じそこまで悪くなかったが改善の余地あり。配線処理はケーブルが太すぎて難航した。無理せず細いケーブルに買い替えればよかったかな。
配線について
量的に3号のモールでは足りないので4号のモールを使いたかった。ホームセンターにないので送料かかるがネットで買うしかないかな。運よく見つけたら取り替えたい。
HDMIケーブルとテレビアンテナのケーブルが太すぎた。5年以上前に購入したものなので買い替えても良かったんだが面倒で流用した。細いと断線などの心配もあるが取り回しを考えると細い方がいい。
- モールは4号にすればよかった
- ケーブルは細い方が使いやすい
- モールはネジ固定なので後から変更できる
強度について
今回ねじの量を増やしてかなり強度が出たと思うが、2辺なのでちょっと心配。金具か木材で左辺を天井と固定すればかなり強化されると思う。
まとめ
間違って棚に穴を開けてしまったのが非常に悔やまれるが今回は及第点としておく。一番大変だったのは塗装と金属加工。こだわりがなければ無塗装にした方がいい。もしくはウッディボードのような白く表面処理された木材を使うのが無難。金具も加工せずに使えるものを選んだ方がいい。変なことしなければ以外に簡単にできるので気になる方はチャレンジ。
- 置き場所に困っていたのでやって良かった
- 色や金具の加工などこだわりすぎてコストが増えた
- 4号のモールを見つけたら取り替えたい
- 無駄な配線の穴が悔やまれる
棚の設置が難しい場合は配線を長くしてテレビから離れた場所にDVDレコーダーを配置すると部屋がスッキリする。配線はモールでうまく処理すれば目立たないので仕上がりも悪くないと思う。棚の設置が難しい場合は配線を伸ばして置き場所を色々と工夫してみましょう!!