AICP運用レポート~アドセンス狩りからサイトを守れたか?~

本記事はアドセンの不正クリック防止プラグインAdSense Invalid Click Protector(AICP)の運用結果のレポートである。約半年運用したところ6件のブロックが発生した。1万人にひとり程度の割合でブロックが発生していた。ブロック結果やAICPの設定について紹介する。

前提知識として以下の関連記事をご確認ください。

AICPについては以下の記事をご参照ください。

AICP不正クリック対策プラグイン AdSense Invalid Click Protector~アドセンス狩り、アボセンス、不正クリックからサイトを守る~

不正クリック、アドセンス狩り、アボセンスについては以下の記事をご参照ください。

アドセンス停止Googleアドセンスアカウント停止体験談まとめ

AICP運用レポート

2018年9月からAdSense Invalid Click Protector(AICP)の運用を始めた。2019年3月でどのような結果になったか確認する。

ブロックレポート

不正クリック防止プラグン導入から三ヵ月ようやくブロックユーザーが発生した。

IPがふたつでているがどちらも同じIPアドレス。短期間に7回もクリックているのでどう考えてもアドセンス狩り。しょっぱなから悪質なパターンがきた。AICP導入しておいて本当によかったわ。

お次は五カ月後に北海道のお客様。よほどほしい商品がアドセンスに連続で表示されたんだろう。

なにやら全国各地からクリックされてる。2019年3月は3件もブロックが発生。

サイトのPVに比例してブロック件数が増えているようだ。アドセンスから今のところ警告は来ていないので許容範囲なのだろうか?

AICPの設定

現在の設定は「3時間以内に広告を3回クリックしたら7日間その人(IPアドレス)には広告を表示しない」設定である。これが多いのか少ないのかわからない。一般的なクリック率はどの程度なのだろうか。

一般的なクリック率は0.2%で500回に1回クリックされる計算になる。本サイトは0.3%なので330回に1回クリックされる計算。日のPVが1,500くらいなので日中を16時間とすると、ざっくり1時間に100アクセス。なのでクリックされるのは3時間に1回程度。

クリック率とクリック回数
  • 一般的なクリック率:0.2%
  • 本サイトのクリック率:約0.3%
  • 本サイトのPV/日:約1,500PV
  • 本サイトのクリック:3時間に約1回
  • 本サイトのブロック:1万UUに約1回

平均で3時間で一回なのに一人の人が3時間に3回クリックするのは明らかにおかしい。もしこれが不正クリックでないとするなら1万人にひとりの割合で3時間に3回どうしても広告が押したくなってしまう人がいるということ。いやいや、そんなひとおらん。

万が一これが不正クリックでなかった場合は機会損失になってしまうが、アドセンス停止のリスクとくらべれば1万人にひとりなのでまったく問題ない。このペースのブロックであれば3時間3クリックの設定で問題なさそうだ。

設定の見直し

3時間3クリックの設定はよかったが再訪問期間の設定7日は短かった。AICPの仕様で7日経過するとブロックユーザーがリストから削除されてしまう。IPアドレスを記録した場合などは記録する前に消えてしまう可能性もあるため期間は長く設定しておいた方がいい。機会損失の可能性もあるが1万人にひとりなので気にする必要はない。最低でも30日以上に設定しておきたい。

ブロックユーザーの確認

アクセスが少ないうちはブロックユーザーも少ないのでAICPのレポートをダッシュボードの見える部分に配置しておくことをおすすめする。レポート画面はドラッグして移動できるので見やすい上の方に配置しておこう。

不正クリックに対する処罰

刑法で電子計算機損壊等業務妨害罪があった。故意による不正クリックの場合は業務妨害だよな。IPアドレスも記録してるし最悪の場合訴訟するのもあり。

人の業務に使用する電子計算機若しくはその用に供する電磁的記録を損壊し、若しくは人の業務に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与え、又はその他の方法により、電子計算機に使用目的に沿うべき動作をさせず、又は使用目的に反する動作をさせて、人の業務を妨害した者は、5年以下の懲役又は 100万円以下の罰金に処する。

引用:刑法第234条の2 – Wikibooks

Googleが不正クリックのIPを記録している可能性もあるのでアドセンス狩りの犯人は大丈夫だろうか。IPなどから紐づけされてGoogleのブラックリストに乗る可能性もなくはない。色々な情報から名寄せしたら技術的には可能なはず。アドセンスの利用者がもしアドセンス狩りをしているとしたらGoogleにばれる可能性があるので青ざめてください。そもそも故意にやったら犯罪だからね。

まとめ

アドセンス狩りなど他人事と思っていたが甘かった。現在は1万人にひとりくらいの割合なので今後どう推移するのか注意深く観察していきたい。不正クリックは犯罪でもこの割合は下がらない気がする。攻撃されたり炎上するようなネタは少ないので大丈夫だと思うがAICPがアンチ割合のバロメーターになりそうだ。

ポイント
  • 不正クリックは犯罪である
  • 不正クリックしたユーザーはGoogleに特定される可能性がある
  • AICPは不正クリックを可視化できる

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